Appleの「iPhone」
Appleは携帯端末市場への参入が遅れたが、2007年に発売されたiPhoneの影響は、現在のスマートフォンにも見て取れる。
iPhoneは、反応のよい静電容量式タッチスクリーン、ジェスチャー操作の容易さ、多種多様なアプリ、ウェブへの自由なアクセスが相まって、大成功を収めた。
iPhoneのプロセッサはクロック周波数412MHzで、「ARM11」プロセッサファミリーがベースだ。このときから、iPhoneでは(現在の大半のスマートフォンと同様に)ARMベースのプロセッサが採用されており、その伝統は長く続いている。