Appleの「iPad」
iPadは初のタブレットコンピュータではないが、大きな影響を及ぼしたものとしては初めてだ。2010年の発売からの1年間で、2000万台近い出荷台数を記録した。
平均的なコンピュータよりもカジュアルな用途(ウェブブラウジング、ソーシャルメディアのチェック、シンプルなアプリの実行など)に向いていた端末で、そのシンプルさが有利に働いた。
iPadはARMの「Cortex A8」CPUをベースとする1GHzのカスタムプロセッサを搭載していた。iPhoneと同様にiPadでも、AppleはARMベースのチップを採用し続けている。最新の「iPad Pro」は、ARMv8-Aアーキテクチャを採用したプロセッサを搭載する。