働く女性の絵文字、11種類が新たに登場--グーグルが提案

Laura Hautala (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2016年07月15日 12時18分

 女性には何でもできるとわれわれは考えたいが、女性の絵文字はどうだろうか? これらの小さなシンボルの標準化を担当するUnicode Emoji Subcommitteeは米国時間7月14日、職業を表す女性の絵文字を増やすことを明らかにした。Googleは5月にこの変更を提案しており、公式ブログで今回の発表を大きく歓迎した。

 では、具体的に何が使えるようになるのだろうか? 女性の科学者、女性のロックスター、女性のランナーなど、かなりの数の女性が揃った。ただし、単に女性の絵文字が増えただけではない。さまざまな職業の絵文字が男女両方で使えるようになるのだ(絵文字では、主に髪の長さで性別が区別されている)。

 Unicode Emoji Subcommitteeは、新しい職業11種類の絵文字を男女ともにソフトウェアで表示できるようにする(さまざまな肌の色や髪の色の絵文字も利用可能だ)。さらに、男女のどちらか一方がすでに存在する33の絵文字については、新たに男性版または女性版を追加する。

 Unicode Emoji Subcommitteeによると、Unicodeでは絵文字を特定の性別に関連付けて認識したことはないという。同分科会は14日の発表で、「しかし、これらのキャラクターをより現実に即して考えるため、ベンダー各社は通常、特定の性別の外観を選んで表示してきた。そのため、人々が利用できる絵文字に男女の不均衡が生じた」と述べた。Unicode Emoji Subcommitteeは男女両方の絵文字を作成できるよう、プログラマーが絵文字にもう一方の性別を追加できる技術的修正を施した。

 しかしGoogleは公式ブログで、絵文字だけでは十分ではないことを示唆し、これらのシンボルは同社がテクノロジで女性をより適切に表現し、若い女性が科学、技術、工学、数学(STEM)分野の教育やキャリアを追求しやすくするために取り組んできた、複数の試みの1つだとした。


提供:Google

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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