Googleの従業員で構成されるグループが、Unicode Consortiumに先頃提出した文書(PDFファイル)の中で、「女性のキャリアの多様性を強調し、あらゆる場所の女性の地位を向上させるという目的の下、女性と男性の多様な職業を表す新しい絵文字セット」を提案した。Unicode Consortiumは絵文字を含む文字コードの規格化を担当する団体だ。
それら13種類の絵文字には、ヘルスケアワーカーや科学者、ビジネスパーソン、さらにはロックスターまでもが含まれる。これらの職業は、現代の全労働人口を最も端的に表すものは何か、という基準で選ばれた。「女性労働者を表す絵文字の割合を高める緊急の必要性」が主な懸念だったが、今回提案された新しい職業絵文字には、すべて男性版も用意されている。
絵文字で問題意識を高めようとすることは、それほど突飛な考えではない。コンドームブランドのDurexも今週、「(10代の若者が)避妊について率直に話せるようにする」ため、コンドームの絵文字をUnicode Consortiumに提案し、コミュニケーションは「性病やHIV、エイズの予防に極めて重要」だと指摘した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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