Googleは、より多様性に富んだ職場の形成に取り組んでいるが、黒人やラテン系、女性の従業員の雇用があまり進んでいないようだ。
Googleが公開したデータによると、2015年のGoogle従業員に占める女性の割合は31%で、前年比1%増となった。技術職に占める女性の割合は21%で、2014年の19%よりも増加している。
黒人とヒスパニック系の新規雇用の従業員の割合は増加しており、それぞれ4%と5%だった。しかし、全体的な白人以外の従業員の割合は2015年と2014年で変わらず、黒人は2%、ラテン系は3%だった。
Googleの人事管理担当バイスプレジデントを務めるNancy Lee氏は、「2015年には進歩を示す明るい兆しが見られたが、あるべき状態にはまだほど遠い」とブログに記した。
シリコンバレーでは、技術業界における女性や少数民族の扱いがこの数カ月間の最大の関心事になっていることから、難しい問題に直面している。高い注目を集める裁判や性的差別の訴えによって、ますます厳しい目が向けられるようになっている。しかしこのことは、同業界の影響力がどれだけ大きくなっているかを示すものでもある。特に、技術業界は世界経済をけん引する業界となり、従業員の給付や健康プログラムのモデルとなっている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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