ゲーム内イベントでストーリーのメインとして立ったのは「大ヒット!アイドル商品開発部」。大手エレクトロニクス企業からの依頼により、新商品プロモーションをかねて、アイドルたちが試作品を実際に試用。その意見を反映させて商品を作り上げる役割を、横山奈緒、七尾百合子とともにひなたも担った。
ひなたが担当した商品はカメラ。台所にあるような家電なら役立つと感じていたが、ひなたは普段携帯電話のカメラで写真を撮る程度で、本格的なカメラはもとより、機械そのものがあまり詳しくない。その会社で手にした最新型のカメラも、ひなたの手からすると大きくて重いものであり、なおかつ難しそうに見えるもの。そのため不安を隠せないでいた。
荷が重いと悩んでいるところに百合子から「機械の苦手な人からのアイデアが必要」と励まされたひなたは、カメラ売り場に行って勉強したいとプロデューサーに志願。実際にお店に出向いてみるが、説明を聞いても専門用語はちんぷんかんぷん。便利な機能はたくさんあることはわかっていても、やはり難しそうで扱いにくいと感じてしまう。そんなとき奈緒からも「最新型のカメラは難しい」という意見を聞き、そう思っている人はたくさんいるかもしれないと気付く。そして難しいと思っている人に喜んでもらえそうなカメラのアイデアを、開発の人に伝える。
こうして新たに開発されたカメラは、ひなたが片手でも持てるぐらいに軽く、ポケットに入るほど小型のもの。丸みを帯びた本体に、カラーリングもりんごマーク入りの赤色でおしゃれに。高機能でありながら操作もわかりやすいカメラとなった。照明効果でキラキラした写真が撮れるアイドルフィルター機能を搭載しているのだが、開発の計らいで「ひなたフィルター」という名前が付けられた。ひなたはPVに出演したり、プレゼンも自ら実施して評判が良かったことに喜びつつ、開発スタッフの人たちや百合子、奈緒、そしてプロデューサーと一緒に写真撮影を行い、思い出として残していた。
このエピソードでは、わからないことでもちゃんと調べようとする姿勢もさることながら、仕事の依頼とはいえ周囲の役に立ちたいという気持ちが随所に現れているところがポイント。またひなたとプロデューサーだけではなく、メンバーという仲間がいてやり遂げることができたという意味でも印象的だった。
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