個別のLINEユーザーに最適な情報配信を--「Marketo」と「LINEビジネスコネクト」が連携

 電通デジタルは7月6日、マーケティングプラットフォーム「Marketo(マルケト)」とLINE配信ツール「LINEビジネスコネクト」を連携するソリューションを開発したと発表した。

電通デジタル執行役員統合マーケティング部門長石川浩氏
MarketoとLINEビジネスコネクトの連携は、マルケトの大規模カンファレンス「THE MARKETING NATION SUMMIT 2016」内で、電通デジタル執行役員統合マーケティング部門長石川浩氏が発表した

 電通デジタル執行役員統合マーケティング部門長の石川浩氏は、「LINEは生活におけるコミュニケーションインフラと言っても過言ではなく、シニア層でも活発に利用されている。これを受けて、企業側も消費者とのコンタクトポイントが変化している」と指摘。LINEビジネスコネクトが、消費者と1to1のコミュニケーションを実現するためのツールとして活用されているとしている。

 Marketoが持つ、Eメール、SMS、スマートフォンアプリなどのコンタクトチャネルにLINEが加わることで、顧客接点の拡充を実現。メールに反応しない顧客層への情報伝達や、マルケトが持つユーザー属性や行動履歴、興味に応じたセグメント配信が可能となり、1to1での最適なコミュニケーションを実現する。

 Marketoの特徴でもある、自動キャンペーン機能を組み合わせることができ、自社ウェブサイト上の顧客アクションをトリガーにLINEメッセージを配信するといったチャネルを横断した展開も可能。また、LINE上に設置したフォームから、ユーザーがキャンペーンに応募することで、回答データを収集することもできる。

 これにより、「適切なコンテンツ」を「適切な顧客」へ「適切なタイミング」で届けることができ、短期的な販促や、カスタマージャーニーの各段階に応じた継続的なコミュニケーションを通じ、エンゲージメントの強化と顧客ロイヤルティーの向上を支援する。

「LINEビジネスコネクト」と「Marketo」を連携。顧客情報の収集からセグメント配信まで可能となる
「LINEビジネスコネクト」と「Marketo」を連携。顧客情報の収集からセグメント配信まで可能となる

 なお、同ソリューションは、Marketoのエコシステムである「LaunchPoint」の一環として展開している。また、今回の展開にともない、同社ではビジネスコネクトアカウントの販売も開始する。

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