ロボット同士の会話で来店者の購買はどう変化するか--リクルートとNTTが実験検証

 リクルートテクノロジーズは7月5日、ゼクシィ相談カウンターにコミュニケーションロボット「Sota(ソータ)」を設置し、「ロボットと人間のコミュニケーション」に関する実験検証を実施すると発表した。

 「ゼクシィみなとみらいカウンター」および、「ゼクシィ町田カウンター」の2店舗で2016年7月2~3日、9~10日の4日間導入する。

Sota設置イメージ
Sota設置イメージ

 対象者は、結婚式場やドレス、指輪などの相談に訪れた男女ペアの来店者で、ロボットは指輪診断やジュエリー基礎知識の情報を提供する。設置された3台のロボットが互いに会話することで、来店者の指輪への関心や購買にどのような影響を与えるか調査する。

Sota対話イメージ
Sota対話イメージ

 来店者は、ロボット前に設置されたタブレットに触れることで、コミュニケーションを開始。来店者は、Sotaからの質問に対し、Yes/Noで回答することができる。

 ロボットの近くには、人間の感情を読み取るセンサーを設置。「パンフレットへの興味喚起(手に取る、持ち帰るなどのアクションの有無)」や「ロボットとのインタラクション数」といった情報なども含めて評価することで、マーケティング施策としての有効性を検証する。

コミュニケーションのイメージ
コミュニケーションのイメージ

 リクルートテクノロジーズでは、独自の対話エンジンを開発するなど、ロボットの対話精度向上をはじめとする「技術面」の探求に力を入れている。今回は、NTTデータとの共同コンテンツ開発により、ロボット同士の対話に人間はどう影響されるかという「心理面」での検証に着手するとしている。

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