DMMとPwC、「ハウステンボス」でスマートロボットの実証実験

 DMM.comは3月31日、PwCコンサルティング、ハウステンボスと、長崎県のテーマパークである「ハウステンボス」内でスマートロボットの実証実験を開始すると発表した。また、7月開設予定の「ロボットの王国」の展示運営にも共同で取り組む。

 3社は敷地面積約152万平方メートル、年間来場者約310万人(2015年9月期実績)のハウステンボスを”ロボット実証実験の場”と見立て、来場者と市場投入前の新作ロボットが触れ合える機会を創出する。DMM.comとPwCコンサルティングは、さまざまなメーカーのロボットを現場へ導入し、ユーザー動向の把握や分析、評価をする。


協業のイメージ

 また、PwCコンサルティングは、実証実験の結果をロボットメーカーにフィードバックし、機能改善や事業化検討をサポート。市場導入が決まった際には、DMM.comが、ロボティクス部門「DMM.make ROBOTS」で培ったロボット開発のノウハウと販売プラットフォームを活用し、仕様検討や量産販売を支援する。

 ハウステンボスは、エンターテイメント、接客、移動サポートなど、さまざまな特徴を持ったロボットを園内各所に配置し、今後のパークづくりにおけるロボット活用の可能性を検討する。すでにメインスタッフがロボットの「変なホテル」など、園内にロボットを配置しており、7月には料理長がロボットの「変なレストラン」や、体験型ミュージアム&ショップ「ロボットの館」などで構成する複合施設「ロボットの王国」をオープンする予定だ。


展示から市場提供までの流れ

 DMM.comは、コミュニケーションロボットの市場浸透を目指し、2015年4月からロボットキャリア事業を、PwCコンサルティングは同年11月よりロボットを活用したイノベーションを目指す企業向けにコンサルティングサービスをそれぞれ開始している。

 今後は、4月上旬にロボットの王国で展示するロボットを公募。5月中旬に募集締め切り、5月下旬に展示ロボットの選定をする予定だ。

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