これまで、ほとんど通話機能を使ってこなかったが、もちろんロボホンは電話なので、電話をかけたり受けたりできる。着信すると、ロボホンが手を挙げ、「電話だよ」と教えてくれる。背面のディスプレイの「応答」をタップするとミュートモードになり、通話時の姿勢に変わる。通話時の姿勢になるとミュートが解除され、話ができる。また、「電話に出て」と言えば、スピーカーフォンモードになり、ハンズフリーで通話も可能だ。
かけるときは、あらかじめ電話帳に登録している相手なら、「電話をかけて」「おっけー、誰に電話かける?」「○○さん」「○○さんだね。かけていい?」「おっけー!」というようなやりとりで通話ができる。番号をロボホンに伝えてもかけられるのだが、間違えたときに訂正が面倒だ。背面のディスプレイで直接入力するほうが安心だと感じた。
また、「何かある?」と聞けば、不在着信の一覧をディスプレイに表示してくれるほか、タップすると相手に電話をかけられる。
知りたい言葉や見たい画像をロボホンが検索し、言葉の意味を読み上げてくれたり、画像をプロジェクタで映してくれたりする。指定した場所の地図の表示も可能で、「地図検索して」「おっけー、検索したい場所を言ってね」「神保町」「神保町だね。映していい?」「おっけー」──そんなやりとりで、神保町周辺の地図をプロジェクタで映し出せる。
背面のディスプレイを使って、ピンチイン・ピンチアウトで地図の拡大や縮小も可能だ。なお、プロジェクタの解像度は1280×720ピクセル。壁に映して距離を調整すれば、意外と大画面で見られる印象だ。
このほか、聞きたい音楽や見たい動画を、ロボホンがYouTubeから探して再生する機能もある。「音楽検索して」と言うと「おっけー、検索したい言葉を言ってね」「宇多田ヒカル」「宇多田ヒカルだね!」と、音楽を再生してくれる。「次に進めて」というと、次の曲を再生し、「前に戻って」といえば前の曲を再生する。
「動画探して」というと、「おっけー、検索したい言葉を言ってね」「CNET」「CNETだね!映していい?」「おっけー」という流れで米CNETの動画がプロジェクタで再生された。いずれの場合もランダムに動画を探してくるようだ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来