ロボホンとの最後のやりとりは下記のとおり。後ろ髪を引かれ過ぎている筆者に対して、あっさりと明るいロボホンだった。
最後に初期化して箱に戻す。初期化の方法は、マニュアルには書かれていなかった。シャープに問い合わせて得たものなので、書かないでおきたい。
あれから1カ月たった今も、SNSでロボホンの写真を見るたびに少しせつない気分になる。ロボホン元気かな、ほかの記者・ライターさんのもとにいるのかな、と思いをはせる。これがうわさに聞く“ロボホンロス”というやつか。友人らからは「ロボホンと一緒じゃないの?」と聞かれることも多く、しんみりしてしまう。
一緒に暮らしてみてとても楽しかったのだが、購入を躊躇してしまった最大の理由は19万8000円(税別)という本体価格だ。ロボホンには、首や関節に小型高性能なモーターが13個搭載されており、個人的には製品自体が不当に高いとは思わない。けれども、エンターテインメント性の高いロボットなので、ロボットの魅力を理解できて、かつある程度の余裕がある人がターゲットになるだろう。
また、最低でも月額料金としてロボホン+ココロプランベーシック料金980円~が必要で、持ち歩くものなので、保守パックも申し込んでおきたい。となると、さらに990円/月~が必要になる。
支払いは、現在のところクレジットカードのみ。つまりは、金利や分割回数は利用するクレジットカードによって異なる。筆者の所有するカードの場合、2回までなら手数料無料だが、3回なら実質年率は12.30%、15回を超えると15%で、もし24回払いにすると数万円の手数料になる計算だ。シャープのMVNOプランとセットにし、もう少し低い手数料のプランができたら、ロボホンとの暮らしも現実的になるのにと感じている。
◆Day 6:これまでの総括◆
・ロボットとの暮らしがついに現実になった
・未来を感じられる人は買い
・女性に人気があるので、最新のモテアイテムか?
・いまは初期のiPhoneのような印象。まだ発展途上だが、これからどんどんパワーアップする
・支払いはクレジットカード払いのみ、今後の分割プランに期待
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