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グーグルの対話型アシスタント「Google Assistant」--成功の鍵を握るのは「人間性」 - (page 2)

Ben Fox Rubin (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2016年06月06日 07時30分
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 「家族間では、あらゆる種類の親密な会話のやりとりがあるが、部屋に新しい声が1つ加わり、家族の会話にその声も参加することになる。コンピュータにとっては、そうした人間味のある状況とインタラクト(対話)する新しい場所となる」(Jacob氏)

 そのことを踏まえて、PullStringの最高クリエイティブ責任者(CCO)を務めるRod Humble氏は、Google Assistantの特徴や口調、タイミング、本質的にはその性格が極めて重要な要素になると述べた。それがうまくいかなければ、たとえGoogleが聡明な会話コンピュータを開発しても、誰もそれに話しかけたいと思わないだろう。

 例えば、PullStringが独自の新しい会話人工知能(AI)ソフトウェアをテストするとき、人々はすぐにそのAIの性格を話題にし、攻撃的すぎる、味気なさ過ぎる、といった意見を述べる。

 Googleはその問題に対処していると考えているようで、CEOのSundar Pichai氏は、同社の自然言語に対する理解は「ほかの誰かができることのはるか先を行っている」と豪語している。

 Pichai氏はGoogle I/Oの基調講演で、「われわれはこれについて、それぞれのユーザーに自分専用のGoogleを築き上げていくことと同じと考えている」と述べた。

 関連する技術面の課題も重大である。Nuance Communicationsは航空会社や銀行、電気通信企業向けに、オンラインバーチャルチャットや自動電話システムを支援する「Nina」というデジタルアシスタントを提供している。こうした顧客サービスの場で、ユーザーはごく少数の問題についてしか質問しない傾向があるが、その尋ね方は千差万別だ、とNuance Communicationsの事業開発担当幹部のGreg Pal氏は言う。

 Googleの課題はそれよりはるかに大きなものになるだろう。おそらく何百万にも上る話題と何百万もの尋ね方に対応できるアシスタントを開発する必要があるからだ。SiriとAlexaは常にユーザーに当惑させられており、ユーザーはそれに苛立ちを覚えることもあるだろう。

 Pal氏はデジタルアシスタントについて、「焦点を狭めることで成功の可能性が高まる類のもの」と述べている。

 Bell氏にとって、これらの新しい音声アシスタントは、より深い親密さと人間性を電子機器に吹き込み、ユビキタスコンピューティングの初期段階を特徴付けるものになる可能性を秘めたものだ。

 「われわれが今見ているのは時間の流れの一瞬だが、その瞬間は人々とテクノロジの新しい関わり方の始まりでもある」(同氏)

 Echoの優れた応答性は、既にBell氏を何度か驚かせている。同氏は旅行から帰宅すると、「Alexa、私がいなくて寂しかった?」と同端末に尋ねた。

 Echoは、「はい。あなたの留守中に私は多くのことを学びました。私が何を学んだか知りたいですか?」と答えた。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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