スノーデン氏、グーグルの新メッセージアプリ「Allo」を「危険」と批判

Kent German (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年05月23日 11時14分

 Googleの新しいメッセージアプリ「Allo」にエンドツーエンドの暗号化がデフォルト機能として組み込まれていないことについて、多くのプライバシー専門家が同社を批判しているが、Edward Snowden氏もそれに加勢した。Snowden氏はツイートでAlloを「危険」と評して、当面、同アプリを使わないようフォロワーに警告した。

 Alloには、広く利用されている「Signal Protocol」を通してエンドツーエンドの暗号化を提供するとうたう匿名モードが用意されているが、このモードは、特定の会話を行うときに手動で有効にする必要がある。また、アプリがメッセージを読んで適切な返信を提案するAlloの「Smart Reply」機能を利用したければ、匿名モードを完全に無効にしなければならない。

 Googleが先週の「Google I/O」開発者会議で発表したAlloは、「WhatsApp」などのメッセージアプリに対するGoogleの対応策であり、パーソナルアシスタント機能も搭載されている。WhatsAppもSignal Protocolを使って暗号化するが、最初からすべての会話に適用されるようにSignal Protocolがアプリに組み込まれている。


提供:James Martin/CNET

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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