4月26日~5月2日のAppleに関連するCNET Japanのニュースをまとめた「今週のAppleニュース一気読み」。
Appleは4月26日、2016年第2四半期決算を発表した。これまで、「過去最高」(Record)の文字をプレスリリースに掲げてきたが、13年ぶりにそれが途切れる結果となった。
詳しい数字と注目すべきトピックをまとめた。
スマートフォンのフラッグシップモデルであるiPhoneを核としたビジネスモデルを構築してきたApple。特に、サービスとアクセサリについては、前年同期比からの増加がみられた。しかし肝心の製品の販売は振るわず、世界経済の減速やスマートフォン市場の停滞、あるいは衰退の前兆は、Appleが描くビジネスモデルそのものの有効性に関わる問題になる。
Appleは、1台から得られる利益を大幅に減らすが、販売台数向上を見込めるiPhone SEを投入した。また、PCの代替というコンセプトを掲げて販売不振を打開しようとiPad Pro 9.7インチモデルも投入している。これらの効果が現れるのは、現在の四半期決算その結果は7月下旬に公表されることになるだろう。
予測される「iPhone」販売の落ち込み--アップル第2四半期決算に与える影響と今後(4/26)1周年を迎えたApple Watchについて、時計業界からの見方はどうなのだろうか。時計ジャーナリストで時計専門誌「クロノス日本版」主筆の広田雅将氏による、Apple Watchの1年を振り返る記事が2本掲載されている。
広田氏は、Apple Watchについては課題も多いが、時計業界に影響を与えるとの見方をしている。
特に、600万台以上という時計業界からすれば巨大な販売台数と、量産モデルでありながら、高級で時計が行っているケースの製法を踏襲していること。そして時間計測の精密さの証でもあるインデックス(メモリなどの文字盤の表記)まで届くデジタルの秒針は、既存の時計業界をよく研究し、その延長でのデジタル時計を設計していると見る。
業界の一人は「10万円以下の時計はスマートウォッチになる」との見方を示す。広田氏は、その上で重要なのは外装のデザインであると指摘している。毎日つけてもらわなければ、素晴らしいアプリがあっても使ってもらえないという、ごく基本的な点が成否を分けていくことになる。
「Apple Watch」は時計市場を変えたのか(前編)--時計ジャーナリストが振り返る1年(4/28)筆者は2015年に登場したMacBookに飛びついた口だ。性能が低いこと、ポート類が足りず不便といった問題点はあるものの、美しいディスプレイと、嫌いじゃない──むしろ好みの部類の新しいキーボードは、「筆記用具」としてのMacBookの価値を見出すには十分だった。
一方で、筆者がiPad Pro 9.7インチに切り替えた理由もまた、ミニマルな仕事環境として十分だと判断したからだ。Macであることと、より軽くパワフルで多彩であることは、どうしても1台のマシンでは両立し得なかったのだ。
MacBookにローズゴールドが登場したことと、iPad Proにローズゴールドが登場したことは、偶然ではないだろう。いずれも、iPhone/Apple Watchとの完全なカラーマッチングを行えることを表しており、つまりiPhoneユーザーのためのアクセサリとしての、コンピュータ環境に「選択肢」を与えたということだ。
引き続きMacの環境を持ち歩きたい人はMacBookを、そうした固定概念にさえとらわれなければ価格が安くより高性能なiPad Proを、という選択肢だ。筆者は、iPad Proに完全に慣れた後、新型MacBookのレビューを行ってみたいと思っている。
新12インチ「MacBook」レビュー--好みが分かれる仕様ながら性能向上でより魅力的に(5/2)Appleのフィル・シラー氏はTwitterで、Apple製品の「数え方」について説明した。
英語には数えられる名詞について、単語の後ろに「s」をつける。Apple製品であれば、筆者も含めて、「iPhones」「iPads」「Macs」と数えるものだとばかり思っていた。しかし、フィル・シラー氏は、シカ(deer)や洋服(clothes)を例に出して、単数形でも複数形でも「s」をつける必要はないとした。
日本語には複数形がないため、あまり気にする問題ではないかもしれないが、もし英語で数える場合は、「2 iPad Pro devices」という数え方が正解だそうだ。
「iPhone」の複数形は「iPhones」にあらず--アップル幹部、製品名の複数形表記を説明(5/2)CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
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