UPDATE Googleの親会社であるAlphabetは米国時間4月21日、第1四半期決算(3月31日締め)を株式市場取引終了後に発表したが、その業績結果は予測を下回るものだった。
技術大手である同社の純利益は52億4800万ドル、1株あたり6.02ドルだった。
トラフィック獲得コスト(TAC)を含む売上高は前年同期比17%増の202億5700万ドル、非GAAP利益は1株あたり7.50ドルだった。
ウォール街の予測は、売上高203億8000万ドル、1株あたり利益7.97ドルだった。
TACを除く純収益は、165億5000万ドルと予測されていた。
AlphabetのTACを除く売上高は164億6900万ドルで、その予測をわずかに下回った。
AlphabetとGoogleの両社で最高財務責任者(CFO)を務めるRuth Porat氏は、全般的に予測を下回ったこの業績結果において売上高の前年比増加を特に取り上げた。
「われわれは十分に考慮した上で、GoogleおよびOther Betsにおいて長期的な成長に向けた適切な体制を確保するための大きな賭けを追求し、心躍る新技術を構築している」と同氏は用意された声明で述べた。
エンタープライズクラウド、ソフトウェア、データ管理製品の多くを含むGoogleの売上高は200億9100万ドルで、第1四半期売上高の大部分を占めているが、前四半期の211億7800万ドルからは減少した。
Googleのクリック単価(CPC、広告クリック1回あたりの利益)は、前年同期比で9%減少した。
Alphabetのヘルスケア関連イニシアチブやその他の投機的なプロジェクト(「ムーンショット」)を含むOther Bets部門では、同四半期の売上高はわずか1億6600万ドルで、営業損失は8億200万ドルにも上った。この部門の売上高に主に貢献したのは、「Nest」と「Fiber」だった。
この部門の損失額は大きいが、前四半期よりは改善されている。前四半期の営業損失は35億ドルだった。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス