ジャストシステムは4月7日、ネットリサーチサービス「Fastask」において実施した「ファッションコマース利用動向調査」の結果を公開した。調査期間は、2016年3月25~28日。調査対象は20~40代の男女602人。
それによると、1年前と比べて利用機会が増えたファッションアイテムの情報収集ツールは、「スマホ・タブレットのWebサイト」(36.6%)が最も多く、次いで「スマホ・タブレットのアプリ」(26.5%)という結果だった。特に、20~30代の女性は利用機会が増えたと感じている回答者が多かった。
また、ショップなどから送られてくる情報の中で、女性が最も反応するもの(複数回答あり)は、「LINEに届くクーポン」(28.1%)、次いで「郵送物(カタログ、DM)」(26.1%)、「スマホに届くプッシュ通知」(22.9%)だった。結果をみると、カタログやDMといった紙媒体の郵送物も効果が高いことがわかる。
1年前と比べて、ファッションに関して影響を受ける人や情報に変化があったかを聞いたところ、「街中の素敵なディスプレイから影響を受ける機会が増えた」(13.9%)と回答した人が最も多い結果となった。最近は従来よりインタラクティブなデジタルサイネージなども増えている。
20代女性に限ると、「好きなブランドやショップのニュース」(29.7%)や、「好きなブランドやショップからのSNS投稿」(26.7%)から影響を受ける機会が増えたと答える回答者が多い。この一方で、「街中の素敵なディスプレイ」(29.7%)や「街中のおしゃれな人」(25.7%)から影響を受ける機会が増えたと回答する人も多く、リアルに実物を使ってコーディネイトされている媒体や人を参考にする人が多い結果になった。
アプリを利用して購入するファッションアイテムを探す20代女性は、「総合ショッピングモールの公式アプリ(Amazonや楽天など)」を利用する人が最も多く(70.0%)、次いで「フリマアプリ」(55.0%)だった。この年代は他の年代よりも、1年前と比べてフリマアプリによる購入機会が増えた人が多いようだ。
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