「iOS 9.3」は、ベータ版の期間が長かったにもかかわらず、バグが次々と見つかっているようだ。最新のバグに見舞われたユーザーは、「Safari」「Messages」「Mail」といくつかのサードパーティー製アプリでリンクを開けなくなっている。
Appleのサポートフォーラムでは、いら立つ「iPhone」ユーザーと「iPad」ユーザーが多くのスレッドを立て、この問題に不平を述べている。
ユーザーのAgathorn氏は次のように書いた。「『iPhone 6 Plus』でiOS 9.3にアップデートした後、Googleの検索結果のリンクをクリックできなくなった。Safariと『Chrome』の両方で試した」
不満を抱くユーザーらは、「AppleSupport」のTwitterアカウントを通じてAppleにも接触してきた。
複数の報告によると、「iOS 9.2.1」のユーザーもこのバグの影響を受けている可能性があるという。
ユーザーらによっていくつかの一時的な解決方法が示されており、その1つは、「iOS」でのJavaScript設定の切り替えだ(「設定」>「Safari」>「詳細」をタップして、JavaScriptのスイッチをオフにする)。
一説では、このバグの原因は拡張機能を利用するアプリのインストールなので、それらのアプリをアンインストールすれば問題が解決するとしている。
Appleにはコメントを求めている。
9to5Macは米国時間3月27日の記事で次のように記している。「フリーズやクラッシュを引き起こしている「iOS 9.3」のリンク問題に関する詳細は少ないままだが、ユーザーがシステムにインストールしたサードパーティーのアプリに関係しているようだ。9to5Macは、影響を受けていない『iPhone 6』および『iPad Pro』を用意し、『Booking.com』アプリをインストールしたところ、リンクを長押しするとSafariが必ずフリーズするのを確認できた。ただし、この操作を再現して自らバグを確認することは推奨しない。その後も問題が解消しないと見られるからだ。9to5Macのテストデバイスでは、アプリをアンインストールして再起動した後も、クラッシュさせるバグが現れている。具体的に何が問題を引き起こしているのかは不明で、したがって問題が生じる原因となっているアプリの種類も分からない。1つのアプリに限定されるわけではなさそうだが、他のアプリではまだ確認できていない」
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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