Appleが「iPhone」と「iPad」に対する新しいソフトウェアアップデートをリリースした。
「iMessage」で使用されている一部の暗号化コンテンツの解読を可能にする重大な脆弱性を修正するものであるため、ユーザーはできるだけ早くアップデートした方がよい。
同社は米国時間3月21日、「iOS 9.3」では「iCloud」に保存された画像や動画の解読を可能にする脆弱性が修正されていると述べた。
この脆弱性を発見したのは、暗号の専門家であるMatthew Green氏率いる研究チームである。同チームは、カスタムメイドのソフトウェアを用いた総当たり式の方法によって、クラウドに保存されたコンテンツを解読することができた。
Appleは、セキュリティ関連ページに公開した最新情報でこのバグを認めており、今回のアップデートで修正している。
iOS 9.3には他にも、多数のバグ修正と新機能が含まれている。
「Night Shift」と名付けられた新機能は、1日のうちの時間帯によって端末の画面表示の色温度を調整する。iPhoneまたはiPadの時計と位置情報を利用して、画面を徐々に暖光色へと切り替え、ユーザーが眠りにつきやすいよう目に優しい色にする。
「Notes」は、個々のメモをパスコードまたは内蔵指紋センサー「Touch ID」で保護できるように更新されている。
「News」アプリと「Health」アプリも一部更新されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」