米連邦捜査局(FBI)は、サンバーナーディーノ銃乱射事件で容疑者が使用していた「iPhone 5c」のロック解除を試みるため、コードベースでの手法をテスト中だという。
The Washington Postが報じたところによると、法執行機関関係者らは、iPhoneのロック解除について外部の第三者から週末に協力を得ており、FBIがその手法を別の端末でテスト中であることを認めたという。Appleはロック解除作業の協力を拒否していた。
FBIは、このテスト後すぐに問題のiPhone 5cのロック解除を試みるものとみられる。
ただし、関係者らはこれで問題が解決するとは考えていない。
米司法長官のLoretta Lynch氏は米国時間3月24日、記者会見で質問を受け、FBIがロック解除に成功すると見るのは「時期尚早」だと述べた。
FBIによるiPhoneのロック解除に協力している企業については明らかにされていない。一部報道は、イスラエルのフォレンジック企業CellebriteがiPhoneのロック解除で司法省を支援していると指摘している。Cellebriteの請求書には、過去数週間にわたり政府機関と共同で作業していたことが示されている。
Cellebriteはこの報道についてコメントを拒否した。
FBI長官のJames Comey氏は同じ記者会見の席上、「われわれは、サンバーナーディーノの事件に関する今回の訴訟を起こす前に、考え得るすべてのことを試し、協力が可能であるとわれわれが考えた政府内外のあらゆる関係者に対して協力を要請した」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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