Appleと米政府の対立が米国時間2月16日以降、メディアを賑わせてきたが、もっと穏やかな話題に関心が移りつつある。新型「iPhone」の話題だ。あと数日待てば、詳しいことが明らかになるだろう。Appleがメディアイベントを3月21日に開催することを正式に発表したからだ。
Appleの標準的な小売製品ラインアップには、直近の「iPhone」3機種が含まれる。現時点でのポートフォリオは、比較的新しい「iPhone 6s」「iPhone 6s Plus」から、2014年の「iPhone 6」「iPhone 6 Plus」、2013年に発売の「iPhone 5s」までだ。前回の2015年秋の製品発表前には、Appleの「iPhone 5c」の今後に関して、刷新されるのか、それとも販売終了となるのかなど、さまざまな憶測が飛び交った。iPhone 5cは事実上、2012年の「iPhone 5」をプラスチック製ケースでリメイクした2013年モデルだ。悲しいことに、正式に表舞台から降板となり、iPhone 5sがエントリーレベルモデルの座に収まった。
4インチフォームファクタの人気を考えると、古くなったiPhone 5sに代わる製品をAppleが近いうちに発表する可能性は十分にある。もちろん、「6s」という名称は既に使っているので、同社は別の名前を採用しなければならない。当初は「iPhone 6c」が最有力候補と考えられていたが、少しの間、「iPhone mini」になるとのうわさが流れたこともあった。しかし、最近は「iPhone SE」が有力視されている。「SE」の意味としては、現行のiPhone 5sの「Special edition」(特別版)か「Enhanced」(強化)バージョンが考えられるという。
オンラインの識者の間では、iPhoneの次期メジャーリリース(製品名は「iPhone 7」とされている)は2016年秋になるとの意見が優勢だ。
それまでの間は、Appleから確実な情報がほとんど発表されないこともあり、インターネット上では情報の真空状態を埋めようと、信憑性の高いものも低いものも含め、ありとあらゆる憶測やうわさが流れるだろう。本記事では、次世代の4インチiPhoneに関する最新のうわさやリーク情報、匿名のサプライチェーン情報筋による怪しげな見解の中から、選りすぐりの情報をお伝えする。
(編集部注:この記事は2月5日公開の「4インチ新「iPhone」はどのような端末か--うわさされている仕様、デザイン、製品名」に英文記事へのアップデート部分を追加翻訳して公開したものです)
2015年秋に最初のうわさが流れてから激しい議論が交わされてきたが、新型iPhoneの発表は2016年3月になるということで意見がまとまりつつあるようだ(3月14日、ケースメーカーPatchworksは「iPhone SE製品」発表に関する記述があるメールを「誤って」送信しており、その一方で、中国の「店頭で発見」されたiPhone SEを収録したとされるビデオも登場している)。
Appleは、新型iPhoneを例年秋に発表すると言われている。iPhone 6sとiPhone 6s Plusの発表は2015年9月9日で、最初に店頭に並んだのは9月25日だった。「iPhone 7」の発表が期待される次のメジャーアップデートは、2016年の米国の新学期シーズンである9月になる見込みだ。
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