アイリッジは3月2日、O2Oアプリ開発・マーケティング分野において、ロケーションバリューと業務提携したと発表した。両社は、O2O領域でのソリューション強化と顧客基盤の拡大を推進。さらに、NTTドコモグループのO2Oビジネス推進を支援する。
アイリッジでは、位置情報、属性、時間などを組み合わせた位置連動プッシュ配信機能をはじめ、O2Oゲーミフィケーションクーポン機能やO2Oポイント機能などのO2Oプラットフォーム「popinfo(ポップインフォ)」を提供。企業の状況にあわせた、効果の出るO2Oアプリの企画・開発に強みを持ち、商業施設、アパレル、金融機関などへの導入が進んでいるという。
ロケーションバリューは、NTTドコモのO2O戦略の一翼を担う100%出資の子会社。位置連動プッシュ配信機能やクーポン機能など、さまざまなアプリ機能の中から、企業が必要とする機能を組み込むだけでO2O販促アプリを実現できるASPサービス「ModuleApps(モジュールアップス)」を提供する。低価格、短期間で提供できるモジュール型O2Oアプリが強みで、外食、小売、ホテル、自治体などへの導入が進んでいるという。
今回の提携により、アイリッジはロケーションバリューが持つモジュール型O2Oアプリ機能や開発ノウハウを利用し、中堅・中小企業向けに低価格、短期間で提供可能なパッケージ型O2Oアプリを提供するとしている。
一方、ロケーションバリューは、アイリッジの大規模O2Oアプリ開発ノウハウを利用して、ModuleAppsを顧客企業向けにカスタマイズする際の品質やスピードを向上させるとしている。両社の開発リソース面でも連携し、O2Oアプリ開発の依頼に柔軟に対応できる体制を構築するとしている。
さらに、両社でO2O領域における新たなサービス、ソリューションを共同開発するとともに、共同で他領域に進出することでO2Oアプリ市場そのものの拡大に努めるという。特に、O2Oソリューションとのサービス的・技術的親和性の高いFinTech分野、IoT分野、O2Oビッグデータ分野への展開を進めるとしている。
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