フリークアウトと日本交通のグループ子会社であるJapanTaxiは1月7日、フリークアウトが提供するプライベートDMP「MOTHER」とJapanTaxiが提供する「全国タクシー」アプリを連携し、位置情報連動マーケティング事業で提携すると発表した。アプリ利用者の位置情報を、MOTHERに蓄積されたデータと掛け合わせてDSP「FreakOut」や広告配信ツール「MARY」で活用する。
今までのウェブ行動データだけでは実現できなかった“コミュニケーションシナリオ”を実現できるようになる。具体的には、位置情報をもとに、特定のエリアにいるターゲット層のみに対して、即座にオンライン上で広告を配信。来店の動機となる具体的なメリットとしてタクシークーポンを提供することで、より効果的に店舗へ誘導する。
また、タクシー車内でのサンプリング提供、タクシーラッピング広告など、「移動」の最中もコミュニケーションチャネルとして有機的に連動させることで、より多角的なコミュニケーション設計が可能になるとしている。
同サービスの提供にあたり、フリークアウトはJapanTaxiに委託し、広告主企業のターゲティング広告の配信及び広告効果などの分析を目的として「広告識別子(IDFA または Google Advertising IDなど)」「ユーザーエージェント」「IPアドレス」「アクセス日時」などのデータを取得する。ただし、氏名、電話番号、ネット決済カード情報など、個人が特定されうる高度なセンシティブ情報は取得しないとしている。
また、フリークアウトによる位置情報データの取得については事前同意を必須としており、JapanTaxi提供アプリの利用規約に承諾した上で位置情報の取得に承諾したユーザーからのみ位置情報データを取得するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス