Surface Pro 4はSurfaceシリーズの上級版の最新モデルだ。従来のSurface 3 ProからCPUなどプロセッサ周りが一気に2世代新しくなり、Skylake世代のCPUを搭載して登場した。
先代のSurface Pro 3がHaswell世代のCPUを搭載し、発売当時ですでにCPUが旧型になりかけていたことに比べれば文句なしの最新型。以前よりも注目している人は多いだろう。
Surface Pro 4に搭載のCPUは“Skylake”という開発コードの付いた第6世代インテル Core プロセッサ・ファミリーを搭載する。具体的なCPUはいくつかの型番が用意されており、メモリやストレージの量とともにCore m3、Core i5、Core i7のどれかを組み合わせた仕様が用意される。
CPUのほかにも注目すべきスペックがある。ひとまわり大きくなった12.3型の液晶は2736×1824ドットという非常に高精細な画面に加え、本体の厚さは8.4mmと非常に薄くなり、カバンの収まりが非常に良くなっている。重さはスペックにもよるが766~786gだ。
今回、試用したのはCore i5に8Gバイトメモリ、256Gバイト SSDが搭載されたモデルだ。メモリが8Gバイトもあり、しかもストレージがSSDとあって、操作のたびにサッと動く印象だ。Core i5/i7は高性能を狙っており、Core m3は性能を確保しながらも消費電力面で優位になるようになっている。バッテリ稼働時間はCPUをはじめとするスペック別には公表されていないが、i5モデルで連続で動画再生して最大9時間持つとカタログには記載されている。
カタログに記載の消費電力も、i5/i7モデルが36Wに対してm3は24Wと3分の2まで減らされている。CPU以外にも比率的には大きな電力消費のある液晶ディスプレイが同じながら、ここまで消費電力が違うとなると、m3モデルがいかに省電力であるかわかるだろう。
ただし、残念なことはカタログにはCPUのクラスだけ記載されており、具体的なCPUの型番や動作周波数などは書かれていない。なぜ具体的に示さないのかは不明だが、途中でCPUの型番が変更になる可能性を含んでいるのかもしれない。他にも競合他社の製品で似たようなカタログ表記の真似をしただけという人もいるが、詳細は謎だ。
最新のモバイル向けCoreシリーズなので、ターボブーストで一時的に動作クロックを上げる機能があるほか、2コア4スレッド構成になっているということは、ほぼ確実だ。
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