Surfaceシリーズを買うとき、キーボード型であるタイプカバーを同時購入する人が多いと聞くが、筆者も必ず必要なオプションだと思っている。特にProシリーズともなれば、タブレットとして利用するよりも、このSurfaceを使ってクリエイティブな作業をするとなれば、キーボードをはじめ入力機器は必要だからだ。
そのタイプカバーは以前のSurfaceシリーズと異なったものになる。キー部分がアイソレーションタイプとなり、パッド面積も大きくなり、薄型の一般的なノートPCと変わらない構成だ。
従来のタイプカバーはどちらかというと簡易的なキーボードという印象を受けるもので、決して打ちやすいものではなかった。キーボードの感触というよりもキーひとつひとつの形状のせいかもしれないが、筆者はすぐなじめないものだった。
しかし、今回は違う。“カバー”と名の付いた物だけに薄型でキーストロークも短いのだが、触ってすぐに違和感なくタイプができるものになっていた。
パッドも以前は簡易的で小型のものだったが、今回はノートPCの標準的なサイズになった。パッドは小さいほうが誤タッチが少なくて使いやすいという考え方もあるが、マウス操作ならこのくらいのサイズが操作をしやすい。
画面もタッチパネルなのでパッドは不要かもしれないが、表示しているテキストの範囲選択など、タッチでは操作しにくいシーンもあるのでパッドはあったほうがよい。
実際に、Surface Pro 4にタイプカバーを装着して使っていると、キーボードのタッチやパッドを含めて、操作自体はノートPCに遜色ない。というのが印象だ。
なお、タイプカバーと組み合わせた場合に注意しなければならない点がある。キーボード面を下にして本体を開いた際、後ろ側のスタンドを立ててから開かないと本体が後ろにバタンと倒れてしまう。
Surface Pro 4の本体は一度やニ度倒したくらいで壊れない耐久性があるかもしれないが、カフェのテーブルで後ろ側に飲み物を置いていたら悲惨なことになる。本体の約700gが倒れれば、紙やプラスチックのカップが倒れるには十分な力となる。ノートPCからの乗り換えの場合は、慣れるまで十分に注意してほしい。
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