(編集部注:米CNETによる「iPad Pro」のレビューを3回に分けて翻訳して公開します。第1回は11月20日に、最終回は11月27日に公開されています)
第1回より続く。
AppleはSmart Connectorと呼ばれる新しい側面コネクタポートによって、「iPad Pro」に多くの可能性を与えた。Smart Connectorは、小さな磁気接点が1列に配置されたもので、アクセサリの接続に使用される。これは、Microsoftの「Surface」タブレットと「Type Cover」を接続する仕組みに似ている。アクセサリは磁力で固定され、iPad Proから電力の供給を受けることができる。
筆者は、iPad Pro向けに初めて発売された2種類のSmart Connectorアクセサリを使って、本レビュー記事の全文を執筆した。具体的には、AppleのSmart Keyboardと米Logitechの「CREATE Backlit Keyboard Case with Smart Connector」だ。筆者は1週間半にわたって、それらのキーボードを交互に使用したが、どちらかが明確に優れているとは感じなかった。
Appleのキーボードは薄くて軽いが、背面が保護されておらず、広げると、折り紙のようなキーボード兼「iPad」スタンドになる。滑らかなナイロンで覆われたキーは、ほこりの侵入を防ぎ、反応も極めて良好だが、筆者には少し間隔が広すぎるように感じる。
LogitechのキーボードはAppleのSmart Keyboardより大型だ。iPadに接続すると、「Retina」ディスプレイを搭載する13インチ「MacBook Pro」に近いサイズになる。本体は、ちゃんとしたケースで全体が保護されている。バックライトキーも素晴らしく、標準的なノートブックのように感じる。しかし、これらのキーボードはいずれも別売りで、価格は150ドルを超える(AppleのSmart Keyboardは169ドル)。確かに、基本的な機能を備えた40ドルのBluetoothキーボードを購入することもできるが、それだけではケースやスクリーンプロテクタとしての役目は果たさない。また、いずれのキーボードも筆者が一番欲しいもの、つまりトラックパッドが搭載されていない。
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