Smart Connectorは理論上、ほかの周辺機器や入力機器に電力を供給することができる。例えば、トラックパッドもそれらの機器に含まれる。iPad Proにはトラックパッドが搭載されておらず、「iOS 9」ソフトウェアも、iPadのオンスクリーンキーボード上を2本指でタッチするという限定的なカーソル操作を除けば、トラックパッドという概念をサポートしていない。自分の作業用ツール(「Google Drive」や米CNETのウェブベースのコンテンツ管理システム)を使ってウェブ上で編集や作業を行うのに、筆者にはトラックパッドが必要である。「iOS 10」と今後登場する周辺機器でトラックパッドがサポートされることを願う。
しかし、執筆に関しては、筆者はiPad Proで素早く作業を進めることができた。筆者の場合、膝の上に載せて使うときはLogitechのキーボードの方が快適だったが、平らなデスクの上ではAppleのキーボードが最適だった。しかし、いずれのキーボードでも、ノートブックのようにスクリーンの角度を調節することはできない。iPadのスクリーンは横向きにしても高さがあるので、筆者が利用するNew Jersey Transitの電車の座席のような窮屈な場所では使いにくかった。Appleの12インチ「MacBook」や11インチ「MacBook Air」の方がはるかにコンパクトだ。
デスクに座って、あの巨大なスクリーンに没入していると、自分がiPadで作業をしていることを忘れてしまうこともある。
そう、iPad Proは大きい。文字通り、MacBookの蓋側と同じくらいのサイズだ。高さと幅に関して言えば、iPad Proは13インチMacBook Airと12インチMacBookの中間に位置する。片手で持つこともできるが、サイズが巨大なため、非常に扱いにくい。ただし、見た目ほど重くはない。本当だ。重量は713gで、初代iPadより少し重い程度である。初代iPadよりはるかに大きいことを考えると、これは素晴らしい成果だ。
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