「Chromebook」ファンには嬉しいニュースだ。Googleは「Chrome OS」に搭載される「Chrome OS」を衰退させるつもりはないことを明かした。
先週、Googleがスマートフォンおよびタブレット向け「Android」OSにChrome OSを統合する予定だとThe Wall Street Journal(WSJ)が報じたことを受けて、Chrome OS搭載低価格ノートPCであるChromebookの未来が議論の対象になった。Googleが本当にそれを実行したら、Chromebookの先行きは不透明になるだろう。
カリフォルニア州マウンテンビューに拠点を置くAlphabetの1部門であるGoogleは現在、Chromeを擁護している。Chromeはクラウドを利用することによってコンピュータを動かすソフトウェアだ。誤解のないように説明しておくと、Chrome OSは、Googleが提供する人気の高いウェブサーフィンツール「Google Chrome」ブラウザとは別物である。
Chrome OSプロジェクトとAndroidプロジェクトの両方を統括するHiroshi Lockheimer氏は米国時間11月2日、「Chrome OSを段階的に廃止させる計画はない」と声明で述べた。同氏は、Chrome OSは「今後も存続」すると付け加えた。
何人の人が実際にそれに気づくのかは不明だ。Chromebookに対するレビューは全体的に好意的だが、IDCによると、Chromebookが2014年のノートPC出荷台数に占める割合はわずか3%だったという。オフィスや家庭にはほとんど普及していないが、学校は150ドルという低価格に魅力を感じている。
Googleによると、米国では、毎日3万台の新しいChromebookが教室でアクティベートされているという。IDCによると、2014年の教育市場で、Chromebookは全ノートPCの30%近くを占めたという。
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