Microsoftは米国時間2014年10月27日、「Office 365」全登録ユーザーに対して「OneDrive」ストレージの容量を「無制限」に提供すると大々的に発表した。
しかし、同社は2015年11月3日、その措置を廃止する計画を簡潔な文面で発表した。実際にはMicrosoftは、無料で提供するストレージ容量を全般的に縮小する。
3日の主な発表内容は以下のとおりだ。
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「Office 365 Home」「Office 365 Personal」「Office 365 University」の登録ユーザーに対する無制限のストレージ提供を廃止する。これらのサブスクリプションに含まれるOneDriveストレージ容量は3日から、1Tバイトとなる。
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100Gバイトおよび200Gバイトの有料プランは今後、新規ユーザーには提供されず、2016年初頭にはこれに代わって月額1.99ドルの50Gバイトのプランが提供される予定である。
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OneDriveの無料ストレージ容量を、現行ユーザーと新規ユーザーを含むすべてのユーザーに対して、15Gバイトから5Gバイトに縮小する。カメラロール用の15Gバイトのボーナスストレージの提供も廃止する予定だ。これらの変更は、2016年初頭に適用開始する。
Microsoftは今回の変更の理由を、ストレージを必要以上に利用する一部ユーザーのせいだとした。「少数のユーザーが、多数のPCをバックアップし、所有するすべての映画コレクションとDVR録画内容を保存している。ユーザーあたり75Tバイトを超えているケースもあり、これは、平均ユーザーの1万4000倍に相当する」と同社は記した。
新しい上限を既に超過しているユーザーに対する措置は次のとおりだ。
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1Tバイトを超えるファイルを保存しているユーザーは、超過容量を少なくとも12カ月間使用し続けることができる。Microsoftは明言していないが、容量を超過しているそのクラウドアカウントには、新しい上限未満まで総容量を減らさない限り、新しいファイルをさらに保存することはできないと考えるのが妥当である。
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今回の変更に不満なユーザーは、「Office 365」サブスクリプションの残存期間に対し、按分額の払い戻しを受けることができる。
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無料OneDriveアカウントを所有し、5Gバイト以上のストレージ容量を利用するユーザーは、2016年初頭に今回の変更が適用されてから少なくとも12カ月の間、それらのファイルにアクセスすることができる。また、1Tバイト分のOneDriveストレージを含むOffice 365 Personalの1年間無料サブスクリプションを利用することもできる(クレジットカードが必要)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。