Microsoftは、Facebookなどで人気になったSNS機能の「いいね!」と「メンション(@Mention)」を「Outlook」に追加する。
「いいね!」機能は、まず「Outlook on the web」(旧称「Outlook Web App」)に実装される。この機能は米国時間9月30日より、まず「Exchange Online」を含む「Office 365」の法人向けプランを利用している「Office 365 First Release」顧客向けに、Outlook on the webで提供開始されている。
Microsoftは10月後半に、さらに広範に「Business」「Enterprise」「Education」「Government」の各プランを利用しているOffice 365の法人顧客を対象に「いいね!」機能をリリースする計画だ。また、メンション機能は10月中旬からFirst Release顧客に、残りの対象となるOffice 365法人ユーザーには、11月中旬から提供を開始する。
Microsoftは、これらの機能を「Outlook.com」にも追加する計画で、まず同サービスの新バージョンに移行したOutlook.comユーザーを対象にリリースする。これらのユーザーは、12月よりメンション機能を目にするようになるだろう。メンション機能はさらに2016年上半期に、「Windows」版および「Mac」版「Office 2016」クライアントと、「iOS」版および「Android」版Outlookにも追加される予定だ。
Microsoftは、「いいね!」機能をその他のOutlookユーザーに提供する時期について、さらに詳しい情報は「後日」明らかにすると述べている。
Microsoftは、電子メールが時代遅れで静的なコミュニケーション手段であると考えているユーザーに、メールが便利なものになり得ることを示そうとしているようだ。仕事のメールで「いいね!」やメンション機能が必要であるか、筆者にはよく分からない。Outlookで「Clutter」(低優先メール)や「Conversations」(スレッド)表示をオフにできるように、今回の機能もオフにする方法はあるだろう。ただし現時点で、そういうオプションがあるかどうかは耳にしていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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