Gartnerは、さまざまな新興技術に対する関心の高さや普及度合いなどをまとめたグラフ「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2015」(新興技術ハイプサイクル2015年版)を公開した。以前のハイプサイクルから大きく変わった点として、流行期のピークにある自動運転車(自律走行車)と、黎明期を抜けて流行期に入りつつあるコネクテッドホームという2つの技術を挙げる。
2015年版でGartnerが注目した変化のうち、自動運転車は、これまで過度な期待のピークより前の段階にあったが、今回ピークに達し、幻滅期に進もうとしている。そして、生産性の安定期に入るのは、5~10年後と予測した。
もう1つの注目技術であるコネクテッドホームは、黎明期から過度な期待のピーク期に向かい、期待が高まっている。技術的には、新規技術ベンダーや既存メーカーによってまったく新しいソリューションとプラットフォームが実現されつつある。生産性の安定期に入るのは、自動運転車と同じく5年から10年後と見込む。
またGartnerは、デジタルビジネスやデジタルワークプレイスの登場の中心に人間がいるという考えを「デジタルヒューマニズム(digital humanism)」と名付け、2015年版ハイプサイクルには、デジタルヒューマニズム推進につながる技術が登場したとしている。
そのほかの主な技術の、2015年版ハイプサイクルでの状況は以下のとおり。かっこ内は、生産性の安定期に入ると予想される時期。
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