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ガートナー、2015年版「新興技術ハイプサイクル」公開--自動運転車に注目

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 Gartnerは、さまざまな新興技術に対する関心の高さや普及度合いなどをまとめたグラフ「Hype Cycle for Emerging Technologies, 2015」(新興技術ハイプサイクル2015年版)を公開した。以前のハイプサイクルから大きく変わった点として、流行期のピークにある自動運転車(自律走行車)と、黎明期を抜けて流行期に入りつつあるコネクテッドホームという2つの技術を挙げる。


新興技術ハイプサイクル2015年版(出典:Gartner)
 ハイプサイクルは、何らかの技術が登場して期待が高まり、次第に普及していく過程を(1)黎明期、(2)過度な期待のピーク期、(3)幻滅期、(4)啓蒙活動期、(5)生産性の安定期という5つのフェーズに分類するもの。特定の技術が成熟するまでのどの段階にあるかを見極める助けになる。Gartnerは、企業経営者や投資家、マーケター、研究開発チームなどが技術を検討する際に考慮すべき情報だとしている。


ハイプサイクルの概念(出典:Gartner)

 2015年版でGartnerが注目した変化のうち、自動運転車は、これまで過度な期待のピークより前の段階にあったが、今回ピークに達し、幻滅期に進もうとしている。そして、生産性の安定期に入るのは、5~10年後と予測した。

 もう1つの注目技術であるコネクテッドホームは、黎明期から過度な期待のピーク期に向かい、期待が高まっている。技術的には、新規技術ベンダーや既存メーカーによってまったく新しいソリューションとプラットフォームが実現されつつある。生産性の安定期に入るのは、自動運転車と同じく5年から10年後と見込む。

 またGartnerは、デジタルビジネスやデジタルワークプレイスの登場の中心に人間がいるという考えを「デジタルヒューマニズム(digital humanism)」と名付け、2015年版ハイプサイクルには、デジタルヒューマニズム推進につながる技術が登場したとしている。

 そのほかの主な技術の、2015年版ハイプサイクルでの状況は以下のとおり。かっこ内は、生産性の安定期に入ると予想される時期。

  • モノのインターネット(IoT):「過度な期待のピーク期」のピーク(5~10年後)
  • IoTプラットフォーム:「黎明期」の終盤(5~10年後)
  • 音声自動通訳:「過度な期待のピーク期」のピーク後(2~5年後)
  • 機械学習:「過度な期待のピーク期」のピーク後(2~5年後)
  • ウェアラブル:「過度な期待のピーク期」から「幻滅期」に入りつつある(5~10年後)
  • 消費者向け3Dプリンティング:「幻滅期」の初期(5~10年後)
  • 自然言語による質疑応答:「幻滅期」の初期(5~10年後)
  • 拡張現実(AR):「幻滅期」の底に近づきつつある(5~10年後)
  • 仮想現実(VR):「啓蒙活動期」の直前(5~10年後)
  • ジェスチャー操作:「啓蒙活動期」の初期(2~5年後)
  • 企業向け3Dプリンティング:「啓蒙活動期」の中期(2~5年後)

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