マーケティング支援のフロムスクラッチとクラウドワークスは8月4日、事業提携に合意したと発表した。クラウドソーシングサービス「クラウドワークス」を活用し、フロムスクラッチのクラウドSaaS型マーケティングプラットフォーム「B→Dash」内からクリエイティブ制作業務をアウトソーシングできる新機能を8月10日から提供する予定。クラウドワークス側は新たなBtoBチャネルの獲得を見込む。
B→Dashは、企業のマーケティングプロセス全体に渡るデータを統合し、分析、管理、改善、施策の実施までを一気通貫でできるようにするもの。エイチ・アイ・エスやFiNC、PCスクール「アビバ」のリンクアカデミーなどが導入。2015年内の導入目標社数は300社としている。
フロムスクラッチによれば、B→Dashの導入企業は、自社サイトや広告クリエイティブのパフォーマンス最大化を目的としたA/Bテスト、多変量解析、ランディングページ最適化(LPO)などを実行できる体制が確立する一方で、多量のクリエイティブ制作関連業務が発生している。特に自社内にデザイナーがいない企業を中心に対応を悩む企業が多く、クリエイティブの制作業務効率化の要請が増加しているという。
両社は今後、B→Dashの導入企業に向けたクリエイティブ業務のスキルを持ったクラウドワーカーのランキング表示や、クラウドワークスのクリエイティブディレクターとの連携などを通じた製作クオリティの向上などに取り組むとしている。
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