「iOS 9」パブリックベータを使ってみた--気になる新機能を個別にチェック - (page 3)

　ホーム画面から右にスワイプするか、下にスワイプしてSpotlight検索を起動すると、特によく使う連絡先、最近使用したアプリ、ユーザーが関心を持っていそうな「Nearby」（近隣）情報、Newsからの記事が表示される。Nearbyのアイテムを選択すればすぐにMapsに移動し、選択に応じた場所をすべて確認することが可能だ。

アプリ切り替え画面の新しいデザイン

　最近使った連絡先が、iOS 9で「Search」画面に移動していることに気付いた人もいるだろう。これまではアプリ切り替え画面の上部に表示されていたものだが、変更点はそれだけではない。

　ホームボタンを2度押しするとアプリ切り替え画面が表示される点は変わらないが、アプリがページとして表示され、スワイプすると切り替わる。今までどおりアプリを次々と上へスワイプし、バックグラウンドで実行されているアプリを終了できるが、新しいレイアウトでは開いているアプリを探しやすくなっている。

　最近使った連絡先がアプリ切り替え画面の上部に表示されることに慣れている人は、新レイアウトに慣れるまで少し時間がかかるだろう。しかし、Search画面にある方が自然に感じられると思う。

提供：Sarah Tew/CNET

Appleキーボードのうれしい変更点

　些細な点に思えるかもしれないが、筆者はiOS 9でのキーボードの変更を大変気に入っている。これまではシフトキーを押していても押していなくても、キーボードの文字はすべて大文字で表示されていた。これからは、システム全体でフォントが変更されるのにあわせて、シフトキーを押していないときには小文字で表示され、シフトキーを押せば瞬時に大文字に切り替わるようになる。

　これは素晴らしい変更だと言える。「iOS 8」までは見た目にあまり差がなく、シフトキーの状態を区別しづらかったからだ。

提供：Sarah Tew/CNET

「iPad」のみのアップグレード

　iOS 9では、iPhoneが多くの点で変更されるが、iPadだけのアップグレードもある。ただし、それをすべて利用できるのは最新のハードウェアだけだ。

　新しい画面分割の機能は2つのアプリを横並びにして実行し、真のマルチタスク操作が実現する。境界線をタッチしてドラッグすれば、一方のアプリを大きく表示することができる。唯一残念なのは、この画面分割機能を使うには「iPad Air 2」が必要になることだ。

提供：Sarah Tew/CNET