AppleのMapsアプリに、リリース当初搭載されていなかった重要な機能の1つが、公共交通機関の乗り換え案内だった。Appleは当初、ユーザーをサードパーティー製アプリに誘導していたが、切り替えはけっしてスムーズではなかった。
iOS 9でようやく乗り換え案内機能が導入され、他にも移動中に便利な機能が追加される。
これまでどおり、場所を検索して道順を調べることができるが、上部の「Transit」タブをタッチすると、目的地まで利用する公共交通機関のオプションが表示される。素晴らしいのは、地図上で鉄道の駅やバスの停留所をタップすると、そこを通る路線をすべて確認できる機能だ。複数の階層がある駅の出口も示されるので、下車してからの道順も簡単にわかる。
App Storeにはサードパーティー製のニュースアプリが無数にあるが、Appleは自社独自のアプリを作成することにした。これまで見た限りでは、なかなか良い出来だ。
AppleのNewsアプリでは、「Flipboard」や「Pulse」といったアプリと同様に、カテゴリやニュースサービスを選択すると記事がフィードされるようになる。お薦めのチャンネルやトピックが表示される発見機能があるほか、各カテゴリ内をブラウズすることもできる。検索ボタンではお勧めの検索が表示され、トピックを入力して、そのトピックに関連する記事を探すことも可能だ。
もちろん、同じような機能を持つサードパーティー製アプリはたくさんあるが、ニュースアプリが「iPhone」にプリインストールされていれば、改めて探す必要がなくなるとAppleは考えているようだ。
Siriはデザインがいくぶん見直されるほか、これまでよりも多くのことができるようになる。場所や時間に関する質問ができるようになり、たとえば「Remind me to call Mom when I get home」(家に着いたら母さんに電話するようにリマインドして)や、「Show me all the photos I took last Thursday」(先週の木曜日に撮った写真を全部見せて)と聞いても、数秒で答えてくれる。
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