米国の調査会社Strategy Analyticsによると、2015年第1四半期のモバイルデータ通信トラフィック量は世界平均でユーザー1人あたり1カ月間300Mバイトほど。前年同期からの増加率は77%で、増加ペースが以前に比べ落ちているという。
2015年第1四半期の増加率が高かった上位5キャリアは、タイのAIS Thailand(前年同期比192%増)、ジョージア(旧称グルジア)のGeocell Georgia(同176%増)、ポーランドのPlay Poland(同163%増)、インドネシアのIndosat Indonesia(同159%増)、中国のChina Mobile(同158%増)。
今でも低価格スマートフォンが使われているインドでは、2G方式の通信トラフィックが増加し続けており、2015年第1四半期の伸びは前年同期比68%増。現地キャリアIdea Cellularの総データ通信トラフィックのうち、44%が2G方式だった。一方、3G方式は同135%増。
これに対し、韓国では全トラフィックの96%が4G方式でやり取りされていた。米国も4G方式が大勢を占めており、その86%をVerizon Wirelessが処理している。
すでに4G方式が普及している地域では通信トラフィック量の伸びが鈍化している。たとえばシンガポールは前年同期比25%増、香港は同34%増。米国も同じ状況で、CTIA(米国セルラー通信工業会)が実施した2014年の調査では26%増にとどまっている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」