Facebookが小規模な新興企業を買収する。世界中の人々がスマートフォンからデータにアクセスする方法を変えたいとの狙いがあるようだ。
フィンランドのヘルシンキを拠点とする新興企業Pryteは現地時間6月3日、Facebookが同社の事業を買収すると発表した。金額は明らかにされていない。Pryteは買収を「歓迎」しており、世界最大のソーシャルネットワークであるFacebookと協力して、「収益につながる方法で人々をオンラインに呼び込む」計画だと述べた。
Pryteは2013年に設立されたばかりで、実際にはまだサービスを世界展開するまでに至っていない。同社は、モバイルユーザーがアプリにアクセスするためのデータを入手する方法を変えたいと考えている。データを一括購入する方法は、新興国の人々にとって料金面から手が届かないものになりかねない。Pryteはそのような方法を取らず、通信事業者各社と協力して、「バイトサイズ」のアプリ別データ料金を提供してきた。つまり、ユーザーが使いたいアプリを利用するのに十分なデータを提供するという考え方であり、それ以上でもそれ以下でもない。これによってコストが抑えられ、いずれは、さらに多くの人々がウェブやモバイルアプリに接続されることになる。
FacebookとPryteの間で合意した買収の条件は明らかにされなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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