ポイントは、従来のテキストやバナーでは伝えられない”ブランドの雰囲気”の表現。
本施策においてLevi'sは商品が生活の一部であるという点を主張し、画像とは別に広告文言として「#lifeinlevis」といったハッシュタグを記載しました。そこには画像と文言でLevi'sのある生活をユーザーに印象づけたい、という背景がありました。
事実、今回の施策に関してLevi'sのデジタルディレクターのジュリー・カニング氏は「もともと今回の広告ではメインのKPIをエンゲージメントとせず、広告から得られるブランドの記憶率としており、出稿後の成果からInstagram広告は広く人々へリーチ可能なだけでなく、ユニークな画像で表現できるため、人々の印象に残るという点をデータで理解することができた」と述べています。
今回ご紹介したLevi'sの事例は、前回のBen & Jerry'sと同様にInstagram広告が想定ターゲット内のリーチ力という点だけでなく、ユーザーへのブランドの印象付けにも大きな効果があるという内容でした。
テキスト/バナー広告ではダイレクトにセールスポイントを訴求できます。一方、今回のようにInstagramならではの画像をメインにした広告では、ブランドが持つ雰囲気を伝達でき、それは広告のみならず普段のInstagramでも可能です。ご担当者の皆さまも、まずは、Instagram投稿運用からブランドメッセージを発信してはいかがでしょうか。
次回はInstagramの特長の1つ、ハッシュタグについてご紹介します。
小林洋祐
メンバーズ
アカウントサービス第5ディビジョン所属 大手企業のソーシャルメディアマーケティング支援を担当
山崎稚葉
メンバーズ
アカウントサービス第8ディビジョン所属
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