(編集部注:米CNETによる新しい「MacBook」のレビューを複数回に分けて翻訳して公開します。続編は後日公開します)
第1回より続く。
今回の「MacBook」は、Apple史上最も薄いMacだ。最厚部でもわずか13.1mmと、既存の11インチ「MacBook Air」より24%薄くなっている。そして、2.04ポンド(約0.92kg)と最軽量のMacBookでもある。サムスンの新しい「Book 9」は2.08ポンド(約0.94kg)とほぼ変わらないが、寸法はやや大きい。
全体的な形状とインダストリアルデザインはなじみ深いもので、7年以上続いてきたMacBookのデザインを踏襲しているものの、新しい変化もいくつかある。たとえば新色が追加されており、従来のシルバーのほかにスペースグレイとゴールドが加わった。われわれのテスト機はゴールドだったが、彩色の基本になった「iPhone」と同じくかすかな色合いで、ブロンズ仕上げのノートブックという印象を受ける。
もう1つ大きく変わったのがキーボードだ。キーに新しいバタフライ構造を採用し、さらに薄くなり、安定性が増した。キーボードがほぼ端から端までを占めているため、キーの表面が広くなったのは確かだが、キーは浅くなっている。キーボードトレイからかろうじて突き出ている程度で、入力時の沈み込みもわずかしかない。慣れるには多少時間がかかる。特に、これまでのMacBookの深くクリック感のある物理的な反応や、最近の大半のノートPCに採用されている同様のアイランド式キーボードに慣れている人は、さらに時間がかかるだろう。
筆者はこのキーボードを初めて試したとき、例文をたった数文入力しただけで何度かタイプミスしてしまった。キーが浅く、触覚的な反応が弱かったためだ。だが、2~3時間後にもう一度試したときは、ずっと楽に入力することができた。
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