S6は、本体の縁の部分が角張っているので、丸みを帯びた側面を持つiPhone 6ほど滑らかでもシームレスでもないが、ケースを装着していない状態では、S6の方が持ちやすい。4.7インチのiPhone 6は、5.1インチのS6より全体的に小さいということも忘れないでほしい。
iPhone 6と言えば、Galaxy S6の見た目は無視できないほどiPhone 6とよく似ている。S6の方が大きく、側面がより角張っていたとしても、2つのデバイスを並べて見比べると、ヘッドセットジャックやスピーカーグリル、音量調節ボタンなどの形状と配置は驚くほど似ている。ホワイトモデルのカラーまでもがそっくりで、マット仕上げのシルバーを採用したトリムの色合いは区別が付かないほどだ。
注目すべきことに、S6には、iPhoneの「Apple EarPods」が進化したような涙型のインイヤーヘッドホンが付属している。
カラーはかなり地味で、両モデルともサファイアブラックとホワイトパールに加えて、プラチナゴールドが用意されるが、サムスンはトパーズブルーを追加して、ラインアップに彩りを添えている。トパーズブルーは光が当たると本当に綺麗だが、当たらないときはブラックか全体的に暗い色に見える(一方、S6 edgeではエメラルドグリーンが提供される)。
非常に反射率の高い背面は、色を輝かせ光を投げ返す。サムスンは、これは深みと暖かさを加えるためだとしているが、これほど遠慮なく反射するのでは目障りではないかと、筆者は勘ぐってしまう(ホワイトモデルだと、この効果は最小限に抑えられるが、やはり屋外では目立つ)。
スクリーンサイズこそ5.1インチから大型化しなかったが、AMOLEDディスプレイの解像度は2560×1440まで高まった。577ppiというピクセル密度は現在、市場で最高のものだ。だが、そうなると当然の疑問が生じる。人間の目はこれほど細かな違いを見分けられるのか。また、解像度を高めるとバッテリ持続時間に影響が出ると思われるが、その価値はあるのか。
その答えは(予想どおり、そして説得力はないが)イエスであり、ノーである。筆者は同僚とともに、S6をiPhone 6(326ppi)、Note Edge(525ppi)、ソニーの「Xperia Z3」(424ppi)と並べて、ストリーミング動画、拡大した文字、HD壁紙を注意深く見たが、本当に必死になって目を凝らさなければ、S6の画質が他より優れていることは分からなかった。
S6のスクリーンの高品質が最も際立ったのは、ストリーミング動画の明瞭さと彩度を(やや劣る)Xperia Z3と比較したときだった。iPhone 6との比較では、それほどの差はなかった。Note Edgeは、1440pの解像度だが、より大型のスクリーンを搭載しており、完璧さという点でS6に最も肉薄した。
皮肉なことに、S6のホーム画面上の刷新されたアイコンには、他の部分よりぼやけて見えるものもある。ただし、その他のすべてのグラフィックは極めて鮮明だ。
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