なぜ最初に真岡市を選んだのか。UQコミュニケーションズ 執行役員 技術部門長の要海敏和氏は、「まずトラフィックが低いというのがある。物理的に干渉が起こらないエリア」と説明した。
エリアの選定は、人口やトラフィックの地域性、トラフィック状況や地形などの情報をもとにシミュレーションし、最終的に決定するという。大都市に繋がっている鉄道がある場合、その沿線のトラフィックは多くなり、扱いが難しくなるという。ただ、実際に実験をしてみなければうまくいくかはわからない。今回は、「ほぼ想定通り。これぐらいの規模の街は日本全国にたくさんある。結果的にここを選んでよかった」と語った。
ほかの候補には、佐世保(長崎県)や焼津(静岡県)があったという。「佐世保は街の規模が真岡と近いが、基地局は真岡市よりも多い。海に近いところが街で、海岸線のある特異な地形のため評価がやりにくいかもしれないと考えた。真岡も地形としては標高があるが、そんなに電波が大きく遮られるものがないのでこちらのほうがいいという結論に至った」(要海氏)。なお、エリアは順次拡大していくとのことだが、まだ詳細は未定だ。
実際の測定の様子はフォトレポートでお伝えする。
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