Live Tileショートカットをクリックするまたは押すと、Windows 8で登場したModernアプリが従来型のウィンドウアプリケーションとして起動する。これは歓迎すべき変更だ。Microsoftが次世代Windowsで推し進めている新しい美学を、ディスプレイ全体を犠牲にしなくても試すことができる。これらのModernアプリは、ドラッグして動かすことも、スナップ機能で画面の半分に表示させることも、最小化や最大化も思いのままだ。
Windows 10では、よりスマートに作業を進めることもできる。「Task」ビューボタンをクリックすれば、開いているアプリとウィンドウすべてを一目で確認することができる。ディスプレイ下部に帯状に表示される黒いボックスでは、仮想デスクトップが作成される。これはプライベートアイランドのようなもので、そこで開かれたすべてのものを独立したワークスペースとして保持する機能だ。例えば、仕事で使うアプリケーションをすべてまとめたデスクトップを作成し、それとは別に、ゲーミングフォーラムやRedditなどのサイトを閲覧するためのデスクトップを作成しつつ、さらに、ゲームなど自分の好きなことをやるためのデスクトップをもう1つ作成することもできる。仮想デスクトップ機能があるだけで、筆者はこのテクニカルプレビュー版をメインのマシンにインストールしたくなった。もちろん、仮想デスクトップはLinuxや「Mac」マシンでは何年も前から利用できていた(Windowsでもサードパーティーアプリを使えば可能だった)が、Microsoftがこの機能に関して遅れを取り戻そうとしているのはうれしいことだ。
Windows 10では、CtrlキーとWindowsキーを押してデスクトップを切り替えることが可能で、このとき、テクニカルプレビューの2014年10月のアップデートで追加された美しいスライドアニメーションが表示される。タスクビュー内でアプリを右クリックし、アプリの移動先のデスクトップを指定することも可能だ。ただし、この機能はまだ完成の域には達していない。筆者が求めているのは、毎回右クリックするのではなく、開いているアプリをドラッグ&ドロップでほかのデスクトップに移動させる機能だ。また、作成した仮想デスクトップを並び替える機能が追加されたら、筆者の生産性は飛躍的に向上するだろう。
状況を一変させるほどのWindows 10の可能性について、詳しく知る機会がようやく訪れた。Windows 10は、あらゆるOSを支配するOSになるだろう。すべては「Continuum」によるものだ。この機能は、デスクトップからタブレットまで、デバイスのサイズに応じたインターフェースを提供する。「Surface Pro 3」のような2-in-1コンバーチブルデバイスを想像してほしい。キーボードベースから分離すると、「タブレットモード」に切り替えるかどうかを尋ねる小さなプロンプトがポップアップ表示される。それを押すと、デスクトップ上のアプリが瞬時に、全画面表示のタブレット版アプリに切り替わる。これは従来のWindowsデスクトップアプリにも適用される。Windowsタブレットで慣れ親しんだジェスチャーもすべて使えるようになる。また、デバイスを再びキーボードに接続するか、Windows 10の「Action Center」の「タブレットモード」トグルボタンを押せば、デスクトップに戻ることもできる。
Action CenterはWindows 10テクニカルプレビューの10月のアップデートで登場したが、利便性が若干向上した。ユーザーが受け取る通知はすべてAction Centerに回され、最も新しいイベントが上に表示される。少し雑然としてしまうこともある(Dropboxは特に通知が多い)が、通知は簡単に無効にすることができる。新しい「Settings」アプリもある。このアプリの目的は、ユーザーが設定できるさまざまな項目を単一の検索可能なメニューにすべて集約することだ。
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