Microsoftは米国時間1月21日、「Project Spartan」と呼ばれる新しいコンセプトのウェブブラウザをレドモンドで開催したイベントで披露した。OSグループ担当バイスプレジデントを務めるJoe Belfiore氏は、新しい機能の一部について簡単なデモを見せ、同ブラウザが「Windows」デバイスすべてでどのように動作するかを紹介した。
Belfiore氏は、まず、新しいレンダリングエンジンについて話をし、リアルタイムの注釈機能を紹介した。同機能は、指を使ってウェブページに直接書き込むことを可能にするので、特定部分を目立たせて他の人の注意を向けさせることができる。すべてのコメントは、OneDrive経由でクラウドに保存されるので、ユーザーは共同作業をしている人と自分のコメントを共有できると同氏は述べた。
また、Spartanは、Appleの「Safari」と同様のリーディングモードを備えている。同モードは、ページを読みやすいようにフォーマットしてくれる。さらに、他のモダンなブラウザにも搭載されているリーディングリストもある。リーディングリストの内容は、オフラインで保存可能で、スマートフォンやタブレットなどのデバイス上にあるSpartanを使うユーザーのアカウントと同期できる。
CortanaもSpartanに直接組み込まれている。同アシスタント機能は、適切な状況下で起動し、単純な場面でもきめ細やかな方法でも手助けをしてくれる。たとえば、Belfiore氏のデモでは、同氏夫人が搭乗するフライトの情報の検索で同氏が使っている他のアプリから引っ張ってきて表示する様子が披露された。
Microsoftは、Project Spartanのリリース日を明らかにしていないが、21日に発表されたテクノロジの多くが2015年内の異なる時期に登場すると述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したもので す。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」