U2のリードボーカルBono氏の「誇大妄想」 「Apple Watch」の発表は非常にうまくいった。最後にU2のリードボーカルBono氏がステージに現れて、同バンドの新アルバムを「iTunes」で無料配信するという、不自然に台本通りで場違いな発表をするまでは。同じようにまずかったのが、希望するかしないかにかかわらずこのアルバムをユーザーのプレイリストに送り込んだ、AppleとU2のやり方だった。確かにこれは取るに足りない問題だが、この出来事によって、メガバンドがどれほど浮世離れしているかが明らかになった。 その後のインタビューで、Bono氏は謝罪めいたコメントをしている。 「いや、申し訳ないことをした。素晴らしいアイデアだと思って、調子に乗りすぎたかもしれない。アーティストってこういうことをしがちなんだ。ちょっとした誇大妄想や、ほんの少しの気前のよさ、わずかながら自己アピール、それから、われわれがここ数年かけて心血を注いできたこれらの曲を聴いてもらえないのではないかという深い恐怖心があった。世間には雑多な声がある。それを乗り越えようとするあまり、われわれ自身が少し騒がしくしてしまったようだ」
提供: Screenshot by Stephen Shankland/CNET
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