海外テック業界、2014年の名言・失言--記憶に残るあの一言をもう一度

Stephen Shankland (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 福岡洋一 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ) 編集部2014年12月30日 07時30分
U2のリードボーカルBono氏の「誇大妄想」

 「Apple Watch」の発表は非常にうまくいった。最後にU2のリードボーカルBono氏がステージに現れて、同バンドの新アルバムを「iTunes」で無料配信するという、不自然に台本通りで場違いな発表をするまでは。同じようにまずかったのが、希望するかしないかにかかわらずこのアルバムをユーザーのプレイリストに送り込んだ、AppleとU2のやり方だった。確かにこれは取るに足りない問題だが、この出来事によって、メガバンドがどれほど浮世離れしているかが明らかになった。

 その後のインタビューで、Bono氏は謝罪めいたコメントをしている。

 「いや、申し訳ないことをした。素晴らしいアイデアだと思って、調子に乗りすぎたかもしれない。アーティストってこういうことをしがちなんだ。ちょっとした誇大妄想や、ほんの少しの気前のよさ、わずかながら自己アピール、それから、われわれがここ数年かけて心血を注いできたこれらの曲を聴いてもらえないのではないかという深い恐怖心があった。世間には雑多な声がある。それを乗り越えようとするあまり、われわれ自身が少し騒がしくしてしまったようだ」
Scroll Right Scroll Left

U2のリードボーカルBono氏の「誇大妄想」

 「Apple Watch」の発表は非常にうまくいった。最後にU2のリードボーカルBono氏がステージに現れて、同バンドの新アルバムを「iTunes」で無料配信するという、不自然に台本通りで場違いな発表をするまでは。同じようにまずかったのが、希望するかしないかにかかわらずこのアルバムをユーザーのプレイリストに送り込んだ、AppleとU2のやり方だった。確かにこれは取るに足りない問題だが、この出来事によって、メガバンドがどれほど浮世離れしているかが明らかになった。

 その後のインタビューで、Bono氏は謝罪めいたコメントをしている。

 「いや、申し訳ないことをした。素晴らしいアイデアだと思って、調子に乗りすぎたかもしれない。アーティストってこういうことをしがちなんだ。ちょっとした誇大妄想や、ほんの少しの気前のよさ、わずかながら自己アピール、それから、われわれがここ数年かけて心血を注いできたこれらの曲を聴いてもらえないのではないかという深い恐怖心があった。世間には雑多な声がある。それを乗り越えようとするあまり、われわれ自身が少し騒がしくしてしまったようだ」

提供: Screenshot by Stephen Shankland/CNET

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]