logo

【レビュー】iPhone 5sからiPhone 6 Plusへ(3)--ディスプレイとカメラの進化

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 初回のiPhone 5sからiPhone 6 Plusへの乗り換え理由、第2回目のセットアップと導入アプリに続き、今回は実際に使用してみて感じた、ディスプレイとカメラの進化についてお伝えしたい。

 iPhone 6 Plusを手に入れ、使い始めた1週間、さっそくカリフォルニア州のロサンゼルス方面への米国内出張)や、東京や長野県上田氏などへの出張と、外出続きとなり、さっそくモバイル生活の中でセットアップしたばかりのiPhoneが活躍している。

 その中で最も印象的なのは、新型iPhoneの決定的な特徴であるディスプレイだった。さっそく、その話をしていこう。

 フィードバックや新たな情報があったら、筆者のTwitter、@taromatsumuraにお寄せ頂ければ幸いだ。

初めて見たときから驚かされた

iPhone 5sからiPhone 6 Plusへ。大幅にサイズが大きくなるため、今までのiPhoneとしてではなく、新たなデバイスとして使い始める感覚になる
iPhone 5sからiPhone 6 Plusへ。大幅にサイズが大きくなるため、今までのiPhoneとしてではなく、新たなデバイスとして使い始める感覚になる

 これまでiPhone 5sを使い、iPhone 6 Plusに乗り換えて最も大きな変化となったのは、ディスプレイのサイズだ。これまでの4インチRetinaディスプレイから、5.5インチRetina HDディスプレイとなった。解像度も、いよいよ、フルHDである1980×1080ピクセルに対応し、映画などのコンテンツを非常に高精細な表示で楽しめるようになった。

 iPhone 6/iPhone 6 Plusが発表された9月9日、Appleのメディアイベントで新型iPhoneを早速ハンズオンで試した第一印象は、解像度以前にそのディスプレイの発色の良さとクリアさだった。

 新しいiPhone 6/iPhone 6 Plusのディスプレイは、何かが決定的に違っていた。とにかく表示がリアルでクリア。ディスプレイの中に表示されているというよりは、iPhoneのディスプレイのガラス面にシールでも貼られているかのような、そんな感覚を覚えた。

 Appleは、ディスプレイの画素の配列を紫外線で整える光配向プロセスによるコントラストや色再現の向上、偏光板の刷新、デュアルピクセルドメインによる視野角の向上といった技術による裏付けを説明する。しかし、一目見るともう戻れない、そんな「威力」がRetina HDディスプレイには備わっていた。

 このディスプレイで普段利用するアプリの大半は、これまでと同じメールやメッセージ、SNS、写真が主体となるだろう。しかしこれらのすべての体験が、新しいディスプレイによって彩られ、またさらにたくさんの写真やビデオ、あるいはゲームに取り組もうという意欲すら生み出してくれそうだ。

広いディスプレイの生かし方とは

 5.5インチに拡大されたディスプレイ。数字の上では1.5インチの拡大であるが、端末のサイズとともに、ディスプレイの中の表示できる情報量も格段に向上している。

 わかりやすい例でいえば、3.5インチだったiPhone 4Sのホーム画面にはアイコンが4段しか表示されていなかったが、4インチのiPhone 5/iPhone 5s/iPhone 5cでは5段、そして4.7インチ、あるいは5.5インチのiPhone 6/iPhone 6 Plusでは6段になった。

 iPhone 6/iPhone 6 Plusでは、ホーム画面などのユーザーインターフェースを拡大することができ、より大きな表示に設定することができる。また「設定」のディスプレイと明るさの項目で文字サイズを拡大することで、大きな文字でコンテンツを見ることも可能だ(ダイナミックタイプ)。

 筆者は自宅にいるときは、iPad miniでウェブページやFeedlyのニュースを読んでいた。文章全体を一覧できるため、流し読みがしやすかったからだ。iPhone 6 Plusでは、同じような感覚でニュースの流し読みができるようになった。

 また、KindleもiPad miniで読むことが多かったが、iPhone 6 Plusのディスプレイでは、ちょうど文庫本の1ページの文字が印刷されている領域とディスプレイが同じようなサイズになったため、電子書籍も読みやすくなった。

 写真やビデオが美しく表示されるようになることは想像に容易だったが、5.5インチRetina HDディスプレイは、写真やビデオに加えて、文字を「読む」という体験が大幅に向上したことが非常に印象的だった。

 このことは、「文章を書く」という作業も容易にしてくれる。サンフランシスコから東京へ向かう飛行機の中で、普段は15インチのMacBook Proで執筆してきたが、今回はiPhone 6 PlusとPagesで原稿を何本かを書き上げた。

 iPhone 6 Plusの広いディスプレイはメールやメッセージなどを中心としたApple謹製のアプリを中心に、ランドスケープモードを備えるようになった。これもiPadのインターフェイスと似ており、左側にメニューやスレッドなどのリスト、右側にコンテンツという画面を分割した表示に対応したのだ。

 今までのiPadで行ってきた読む、書くという、iPhoneでやってやれないことはないが進んでやりたくなかった作業が、5.5インチのディスプレイで格段にやりやすくなった。

 はじめの1週間が経過した段階で、筆者が想定していたiPadとiPhoneをiPhone 6 Plusに統合するという狙いは、かなりうまく達成できそうだ、という感触をつかむことができた。

-PR-企画特集