LGとGoogleは米国時間11月4日、既存および将来の製品を対象とする「長期的な特許クロスライセンス契約」を締結したことを発表した。
LGは、今回の契約が「広範囲な製品と技術」を対象とし、既存の特許に加えて今後10年間に出願される特許に適用される予定であることを自社ウェブサイト上で公開した声明で認めた。10年というのは、製品リリースの観点からすると非常に長期だ。
LG ElectronicsのエグゼクティブバイスプレジデントでIntellectual Property CenterのトップであるJH Lee氏は、声明でGoogleとともに今回の提携を称え、今回の契約が両社間の長期にわたる協力関係に基づくものだと述べた。
「LGは、Googleとの提携関係を高く評価しており、今回の契約は、消費者の生活を向上する新しい製品と技術を開発することに対する両社のコミットメントを強調するものだ」(Lee氏)
Googleの特許担当副ゼネラルカウンシルのAllen Lo氏も同様に喜びを表した。
「LGのような優れた世界的技術企業と今回の契約を締結できたことを嬉しく思う」とLo氏は述べた。「今回のようなクロスライセンスで協業することで、企業は素晴らしい製品やサービスを世界の消費者に届けることに注力できる」(Lo氏)
Googleにとって今回のような契約を締結するのは初めてではない。同社は1月、サムスンとの間で似たような10年間の特許契約を結んでいる。サムスンのIntellectual Property Centerのトップは当時、このような提携が「不必要な特許紛争に関わる以上に協力から得るものの方が多い」ことを業界に示すと述べていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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