メディア大手のDisneyは米国時間11月3日、Googleとの提携を発表した。この提携により、ユーザーが購入したThe Walt Disney Company傘下のDisney、Pixar、Marvelの映画は、Google製OS「Android」を搭載するデバイス上のアプリを通じてストリーミング視聴できるようになる。対象となるのは、Googleのアプリおよびエンターテインメントストアである「Google Play」、Appleの競合サービス「iTunes」、DVDやBlu-rayに付属するデジタルコピー用コードで入手された映画だ。
Disneyはもともと2014年2月、「Disney Movies Anywhere」という名称のサービスとともに、この構想を発表していた。これによりユーザーは、購入したすべてのDisney映画にアクセスして、インターネット経由でデバイスへのダウンロードやストリーミングができるようになる。アプリではまた、購入可能なDisney、Marvel、Pixarの映画(特典コンテンツを含む)400本以上のタイトルがリスト表示される。
これまでは、Disney Movies Anywhereサービスを利用するにはAppleのデバイスを所有している必要があるのが難点だった。だが今後は、Android搭載デバイスでも同サービスを利用できるようになる。
今回の提携は、従来型のメディア企業にとって、オンラインストリーミングビデオの重要性が一層高まっていることを浮き彫りにしている。HBOは2014年10月、ケーブルチャンネルとは別にストリーミングサービスを計画していることを明らかにした。CBSも10月、ライブストリーミング機能とビデオオンデマンド機能を備えたサブスクリプション式デジタルビデオサービスを開始すると述べた(米CNETはCBSの一部門であるCBS Interactiveによって運営されている)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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