(編集部注:米CNETによる「iPad Air 2」の第一印象を前編と後編の2回に分けて翻訳して公開します。前編は10月30日に公開されています)
「iPad」で写真や動画を撮影するのは滑稽だと考える人もいるかもしれないが、そのような使い方をする人もいる。改良された背面の「iSight」カメラは、「iPad Air」に搭載されているものよりも著しく優れており、5メガピクセルであったものが8メガピクセルへと改善されている。スローモーション、タイムラプス撮影、強化された顔検出などの機能も、ないよりはあった方がいい。また、「A8X」プロセッサによって画像信号処理も改善されており、「iPhone 6」や「iPhone 6 Plus」に近いものになっている。ただし、このカメラには新型iPhoneに搭載されている「Focus Pixels」を使用したオートフォーカス機能はなく、フォーカスは「iPhone 5s」のものに近い。オートフォーカスは使えるが、iPhoneほどの正確さやスピードはないため、画面をタップして焦点を合わせる必要があることが多いはずだ。今回もフラッシュはないが、これはいいことだろう。
カメラ関連でもっとも改善されたものは、前面の「FaceTime」用カメラだ。このカメラは1.2メガピクセルしかないが、コントラストも、低光量での写真も改善され、開口部はf2.2となり、全体的によりクリアなFaceTimeチャットを行えるようになった。もちろん自分撮り写真も改善されている。筆者の家ではFaceTimeにはiPadを使うため、画像が明瞭になったことはありがたい。
iPadでのカメラの用途はいくつかある。文書をスキャンしたり、資産や製品の評価をしたり、短いクリップや写真を撮って、その場で送信することができる。筆者はiPadをカメラとして使うことはないが、カメラが改善されるのは歓迎だ。
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