2.5HzのクアッドコアのSnapdragon 801プロセッサを搭載したZ3は、素早くキビキビと動作する。最近のデバイスには最新のSnapdragon 805プロセッサを採用しているものもあるが、このスマートフォンには性能の問題は見られない。
Quadrantベンチマークのスコアは20423であり、同じプロセッサを積んでいる他のスマートフォンとほぼ同じ結果になった。LINPACKのマルチスレッドテストでも同様の結果が出ており、0.2秒で843.333MFLOPSを記録した。これはかなりいい記録だ。
Z3の結果は、Snapdragon 801を搭載している他のスマートフォンと同水準で、例えばサムスンのGALAXY S5のQuadrantスコアは23707であり、LGの「G3」は231013だった。ただし、ベンチマークの数字だけでは分からないこともある。一部のメーカーは、過去にこれらのテストで高いスコアが出るようにスマートフォンを調整していたことがある。
通話品質には問題は見当たらず、筆者はこのスマートフォンを使ってラジオインタビューまで行った。ラジオ局では品質に問題は生じなかった。これはいいサインだ。前面スピーカーの音量もかなり大きいが、HTCの前面「BoomSound」スピーカーと比べると、音量でもクリアさでも劣っている。
これこそ、Z3が得意とする分野だ。ソニーはこのスマートフォンのバッテリは、十分に2日間持つと主張している。筆者のテストはそこまでは持たなかったものの、酷使しても1日半は使えた。ある日には、朝スマートフォンでブラウジングをし、約束の時間を待つ間にメールチェックをし、オフィスでしばらく触らない時間があった後、夜の帰宅時にウェブサーフィンをした。その夜は充電をせず、次の日は午前中に通常通りの使い方(写真の撮影やイベントでのツイートなどを含む)をしていても、昼頃までは電池が持った。あまり頻繁にスマートフォンを使用しないユーザーであれば(日中に時々メールチェックとウェブの閲覧をする程度なら)、おそらくソニーが主張する2日間のバッテリ持続時間は達成できるだろう。
米CNETで行っている動画再生テストでは、Z3は12.5時間を記録した。これはiPhone 6、HTC One M8、LGのG3よりはいい成績だが、GALAXY S5には劣る。
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