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「iOS 8」の第一印象(前編)--注目の新機能や改善点 - (page 4)

Jason Parker (CNET News) 翻訳校正: 村上雅章 野崎裕子2014年09月30日 07時30分
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ウィジェットと通知センター

 ついにウィジェットが搭載された。しかし、Android風の拡大したホーム画面アイコンのような見た目と動作を想像してはいけない。そのようにはなっていないのだ。iOS 8では通知センターが拡張され、iPhone上のアプリ(サードパーティー製アプリであっても)とやり取りできるようになったとイメージしてほしい。

 iOSでは以前のバージョンからウィジェットがサポートされていたが、株価や天気といったものに限られていたことを覚えている人も多いだろう。「OS X」でもかなり以前からウィジェットが使えるようになっている。しかしiOS 8では、サードパーティーのアプリであっても通知センターから即座にアクセスできるようになるため、例えばeBayのオークションでアプリを直接オープンすることなしにタイムリーな入札が可能になるわけだ。

 通知もアップグレードされ、ロック画面からでもイベントに対応できるようになったため、より管理しやすくなっている。例として、テキストメッセージを受信した時に他のアプリを使っていたと考えてほしい。iOS 7では使っていたアプリからいったん離れる必要があったが、iOS 8では画面上部のフィールドに返信内容を入力した後、「送信」をタップするだけで済むようになる。


新しい通知センターでは、「今日」ビューの機能が向上し、新たなウィジェットを設定できるようになっている。
提供:Jason Parker/CNET

 また、サードパーティーのアプリ内から返信できるようにもなっている。例えば、友人から直接ツイートを受け取った場合、通知をタッチしてTwitterアプリに入力しなくても、ツイート自体をタッチして画面上部のバナーから返信できる。

 これらの拡張はすべて、あっと驚く機能というものではなく、むしろ時間を節約するものでしかない。しかし、使用しているアプリから離れることなく、ずっと容易に通知に対応できるようになるのは間違いない。

家庭分野とヘルスケア分野

 Appleは2013年に、「Touch ID」をサードパーティーのアプリと連携できるようにすると約束した。そして、指紋認証を使えるその日がついにやってきた。しかも、ユーザーの指紋をセキュアに保ちつつだ。

 Appleは2つの重要な分野で指からのデータを活用しようとしている。それは家庭分野とヘルスケア分野だ。「HomeKit」(開発用フレームワーク)は、Appleがホームオートメーション分野に打って出るためにOSレベルで装備した武器であり、これによってiOS機器(Apple Watchを含む)の所有者はサーモスタットやアラーム、ガレージのドア、照明などを制御できるようになる。例えば「Siri」を使えば、「就寝準備をしろ」というコマンドをつぶやくだけで、家の戸締まりと、サーモスタットの調整、消灯といったことが行えるようになる。

 家庭環境を制御するためのサードパーティー製アプリとしてどのようなものが登場するのか、またどの既存セキュリティシステムが対応するのかについては、もうしばらく待ってみないと分からない。

 Appleの「Health」アプリは、未来のモバイル開発という観点からサムスンの健康関連機能を評価したうえで、ユーザーの健康関連データすべてを1カ所にまとめて管理するようになっている。これはJawboneやFitbitといった他社のハードウェアとも連携する。さらに、例えば緊急時にかかりつけの病院(Mayo Clinicなど)に通知し、主治医に連絡してくれるようなサードパーティーのアプリとも連携できるようになる。

 つまりHealthアプリを使えば、あらゆるフィットネスアプリやウェアラブル機器からデータを取り込み、ユーザーの健康状態全般を包括的に把握できるようになるわけだ。また、鉄分の摂取量から上った階段の数、ユーザー自身が入力したデータまですべてをカテゴリ別に管理できる。取得したこのような情報はすべて同アプリのダッシュボード上に表示でき、ユーザーが最も興味を持っている健康関連データのグラフが常に前面に押し出されるようにもなっている。

 後編に続く。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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